十七音のとびらを開けば、いつだって、ここではないどこかへ旅立てる。 今日のとびらの向こうには、どんな風景・人との出会いが待っているのだろう。
仲秋・天文/旧暦8月14日の夜、またはその月のこと。十五夜を翌日に控えた格別の趣をさす。望月に満たないので小望月ともいう。
大きな瞳がよく動く赤ちゃん。眠っていても、ぷっくりとしたまぶたが愛らしい。
月明かりはそのうすいまぶたを通りぬけて、赤ちゃんの夢をやさしく、しずかに照らしているよう。
ああ、この子がわたしのほんとうの子であったなら。
月は刻々と動いていくけれど、いつまでも夢からさめずに、このままでいてほしい。
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