スケート

三冬・人事/靴底に金属製の板を取り付け、氷上を滑走するための用具。その靴をはいて行う競技または遊戯のこともいう。


スケートの父と子ワルツ疑はず  石田波郷


「バスを待ち大路の春をうたがはず」

すぐに波郷さんの大好きな句が浮かんだ。

スケートの一句は微笑ましく、俳味があって、これもいい。

「疑はず」の一語が、父と子の健康的で無邪気な戯れをありありと描いて。


石田波郷(いしだはきょう)1913-1969年。愛媛県生まれの俳人。水原秋櫻子に師事。「鶴」を創刊・主宰。長い闘病生活を素材にした句が多い。


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