十七音のとびらを開けば、いつだって、ここではないどこかへ旅立てる。 今日のとびらの向こうには、どんな風景・人との出会いが待っているのだろう。
初春・時候/立春のあとの寒さ。余寒とちがい春のほうに重きをおく。
もし季語が余寒だったら、この先の結婚生活に暗雲がたちこめている気がする。結婚なんてするんじゃなかったという後悔。
春寒だから明るい。しあわせで満たされた新しい人生の一歩を踏みだした。けれど、なぜかしらちょっとさみしい。ちいさな不安がないこともない。寒さがそれに気づかせる。
でも明日は暖かくなるだろう。傷もくもりもない光る指環をながめながら、気持ちはもう未来を向いている。
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