十七音のとびらを開けば、いつだって、ここではないどこかへ旅立てる。 今日のとびらの向こうには、どんな風景・人との出会いが待っているのだろう。
三春・人事/ぶらんこ。子供たちが楽しげにぶらんこを漕ぐ姿はいかにも春らしい。
父親たるもの常にどっしりと両足を地につけ、何があっても動じない。すべてはわが子を守るため。
そうみずからに言い聞かせなくてはならないのは、本当は気の弱い未熟者だから。
児童公園で子供とならんでぶらんこに乗った。こうやって漕ぐんだぞ。
こんなに勢いよく漕ぐのはいつ以来だろう。実に爽快だ。
もっと大きく、もっと高く。ぶらんこを降りて父に戻るまでの、つかのまの解放感。
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