十七音のとびらを開けば、いつだって、ここではないどこかへ旅立てる。 今日のとびらの向こうには、どんな風景・人との出会いが待っているのだろう。
晩冬・人事/武道・芸道で、寒中三十日間の早朝や夜間、特別に猛烈な稽古を行うこと。
面取れば妙齢なりし寒稽古 永田百々枝
緊張と寒気とでぴりッと空気の張りつめた道場。力強いかけ声と竹刀の音が響きわたる。
そのなかに、ひときわ気合の入ったすげえ奴がいる。
いったいどんな面構えかと思いきや、面を外してあらわれたのは愛らしい、自分の娘のようなうら若き乙女だった。
「妙齢なりし」とあっさりいったことで、驚きにだらしなく口をあけた様がくっきり。
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